彼方より

日記や書評など駄文を綴ります、悪しからず。夢野久作と杉山三代研究会の末席を汚す者。https://twitter.com/pallentium

自分の体が機械だと思う瞬間

 眠りに落ちる直前、僕はなんとなく目を動かしてあちこちをみる。壁にかけられた時計、心地よいホワイトノイズになった深夜番組、部屋干しされた洗濯物、カーテン。それらは全てまどろみの中にぼやけてとろけている。

 不意に枕を見る。頭を乗せている枕だ。枕を見ているうちに、ぼやけていた視界は世界を明瞭に捕捉する。それこそ、カメラのピントが合うように。

 その時、僕は人間もまた機械なのだなと思う。